運動中、水分補給は大切なことです。
運動中に水分補給を行うなら「ハイポトニック」飲料を飲むべきです。
今回は、ハイポトニックの効果について書いていきます。
目次
ハイポトニックとは人間の体液の濃度より薄くなるように調整されたドリンク
ハイポトニックとは、人間の体液の濃度より薄くなるように調整されたドリンクです。
水は濃度が低い方から高い方に移動する性質を持つため、体内での水分吸収速度が速くなります。
糖質が占める割合は、2.5%程度で、甘さ控えめなものが多いです。
ハイポトニック飲料と比べられるものとしては、「アイソトニック」飲料があります。
アイソトニック飲料とは、人間の体液の濃度とほぼ濃度に調整されたものです。
糖質が占める割合は、8%程度で比較的甘く感じるものが多いです。
ハイポトニック飲料は、吸収率がはやく、アイソトニック飲料は、吸収率がおだやかという特徴があります。
市販で販売されているスポーツ飲料の大半が、アイソトニック飲料であり、ハイポトニック飲料はあまり売られていません。
ハイポトニック飲料は、運動の最中の水分補給に向いている
運動時、水分補給をするならほとんどの人がアイソトニック飲料を飲むでしょう。
ただ、運動中は、ハイポトニック飲料の方が効率的に水分補給できます。
体液よりも低い浸透圧のハイポトニック飲料は、アイソトニック飲料と比べて胃から腸への移行スピードが早いため、お腹の負担を最小限にできます。
運動時に、水分によってお腹の負担になってしまうと運動に支障が出ることもあります。
ハイポトニック飲料は、すぐに吸収されるためお腹に水分がたまることはありません。
反対に、アイソトニック飲料自体は体に優しく、電解質などを補給する上では効果的です。
しかし、胃から腸への移行スピードが遅く、静止した状態で飲む分には適していますが、走りながら摂取するのにはお腹に水が溜まりマイナスに作用することがあります。
運動中に水分補給をするなら、ハイポトニック飲料が適しています。
水分補給は、普段の生活からこまめに行うこと
運動中の水分補給は、ハイポトニック飲料が適しています。
では、どのように水分補給をするのがいいのでしょうか?
運動する前は、1時間前からこまめに水分を補給する
運動する前の注意点とすれば、1時間前くらいからこまめに水分を補給しておくと脱水症状になりにくいです。
よくありがちなのが、運動する直前に水分をいっぱいとることです。
一度に飲んだ水分は、すぐに汗や尿として体外に出されてしまいます。
これでは意味がありません。
走る前から少しずつ飲んでおくことで、体へ浸透させておきます。
そうすることで、脱水症状になりにくくなります。
運動の最中は、ハイポトニック飲料を飲む
上でも書いたが、運動している最中はハイポトニックがお腹への負担が少なく向いています。
ハイポトニック飲料は、市販では数が少ないため調べて購入することをおすすめします。
また、アイソトニック飲料を薄めればハイポトニックになると考える方もいますが、アイソトニック飲料のエネルギー源なども一緒に薄めてしまうので、やめておいたほうがいいです。
運動後は、アイソトニック飲料で糖質を補給する
運動後の水分補給はアイソトニック飲料の方がいいです。
運動によって消費した糖質をアイソトニック飲料で補うことができます。
もちろん、食事等によって糖質やたんぱく質を摂取するべきですが、アイソトニック飲料で応急処置を行うとめまいや気分が悪くなる可能性が低くなります。
まとめ
ハイポトニック飲料は、運動の最中に飲むと効果を発揮します。
ケースに分けて、飲む飲料を変えていくといいかもしれません。
水分補給は、運動にとって基礎中の基礎です。
水分補給をしっかり行って安全な運動を行いましょう。
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